改正公職選挙法の手引 平成29年版
監修 新宿区選挙管理委員会事務局次長  高畑 範章
発行所 国政情報センター
定価 3,080円:本体+税10%(送料別途)
ISBN 978-4-87760-378-6
発行日 2025年4月28日発行予定
判型 A5判
頁数 146頁

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内容

選管職員に取材して編纂

選挙管理委員会事務局新任職員のための本

 今さら聞けない基本から実務でのリアルな対応やノウハウなど、ビギナーのための指南書です。

 新しく選管事務局の業務に携わる方に向けて、制度や業務の基本から現場のリアルな日常や対応策などを選管に取材して編纂。知っておきたい知識や仕事をするうえでの心構え、実務に必要となる内容をまとめました。机上論では見えない実務に則した指南書です。

目次

第1章 今さら聞けない選挙の話
・なぜ選挙をするのでしょうか
・日本の選挙の仕組みをおさらいしましょう
・選挙の投票日は「選挙期日」が正式
・18歳以上のすべての国民が選挙権を持っています
・公職の種類により被選挙権を持つ条件は異なります
・選挙権・被選挙権を有しない者
・近年の投票率は低いイメージがありませんか?

第2章 選挙管理委員会っていったいどんなところ?
・選挙管理委員会は選挙のための常設の公的機関です
・選挙管理委員ってどんな人がなるのでしょうか
・選挙管理委員会事務局が補佐役として実務を行います
・事務局は大所帯から少数精鋭部隊までさまざまです
・選挙管理委員会の委員と事務局の関係ってどんなものなのでしょうか
・選挙管理委員会にはこんな人がやってきます
・議員さんもよくやってきます

第3章 選挙管理委員会事務局での仕事スタート
・選挙管理委員会事務局の1年のスケジュールの一例(選挙のある年)
・選挙人名簿は選挙の基本の「キ」!
・選挙が行われないときもいろいろな仕事があります
・机の上に揃えるべきは、公職選挙法、逐条解説、ポケット判例です
・わからないことは放置せずに調べましょう

第4章 選挙が決まったら何をする?
・選挙の執行が決まってから投開票後までの事務を紹介します
・これまでの記録は情報の宝庫。最近の記録をチェックしましょう
・立候補の受付事務も選挙管理委員会の役割です
・投票にはどんな種類があるのでしょうか
・投票所入場券って必要なものなのでしょうか
・投票は決められた投票所でなければ投票できません
・投票所にはどんな役割の人がいるのでしょうか
・投票所の運営で大切なことを知っておきましょう
・開票ってどのように行われるのでしょうか
・有効票と無効票
・当選人を決める「選挙会」
・当選人は得票数の多い順に決まりますが、場合によってくじ引きになります
・「選挙無効」と「当選無効」

第5章 選挙運動と政治活動について確認しておこう
・選挙運動と政治活動ってどう違うのでしょうか
・選挙運動の期間は決まっています
・選挙運動の方法も決まっています
・選挙公営と公費負担
・選挙運動でやってはいけない行為を確認しておきましょう
・選挙運動ができない人
・政治活動に関する規制

第6章 寄附について正しく理解しよう
・寄附について確認しましょう
・公職選挙法で定められている寄附についてまとめます
・公職の候補者等の関係会社など、公職の候補者等の氏名などを冠した関係会社などの寄附も禁止です
・後援団体に関する寄附等の禁止も定められています
・国又は地方公共団体と請負、その他特別の利益を伴う契約の当事者である者の寄附も禁止です
・国又は地方公共団体が行う利子補給に係る融資を受けている会社やその他の法人の寄附も禁止です
・政治資金規正法で定められている寄附についてまとめます
・寄附の量的制限
・寄附には質的な制限もあります
・政治資金パーティーの対価の支払いにも制限があります

第7章 問題となった事例
・選挙人名簿に関すること
・啓発に関すること
・投票所入場券に関すること
・投票に関すること
・開票に関すること
・選挙公営に関すること